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題名 アルフより愛をこめて Pennsylvania 6-5000
登場人物
アルフ・・・メルマック星から避難してきた毛もじゃのエイリアン
♠︎ウィリー・・・タナー家のお父さん 地味な風体だが博学で多趣味
❤︎ケイト・・・タナー家のお母さん 家の中でもおしゃれ 料理はあまり得意でない
♦︎リン・・・しっかり者の高校生 ボーイフレンドの変わる頻度が早い
♣︎ブライアン・・・小学1年生くらいの男の子 おっとり・優しい子
ストーリー
アルフは夜の討論番組を観た後、地球の将来を憂いて、大統領に直訴しようと考えます。
セリフ
キャラ名、「日本語吹替え」、(英語セリフ)の順で書いております。吹替えの内容が英語オリジナルと異なる場合もあるので、英語セリフの意味も書いております。
アルフ「エアフォースワンと。通信するんだ」
ウィリー「大統領専用機と?ダメ。ダメだ。そりゃ無理だよ」
(The president's plane? No. No, you can't do that.)
アルフ「やらなくちゃいけないんだ。俺は核戦争の恐ろしさってものを体験してんだよ」
(Willie, it's my duty. I mean, I mean, I've been through one nuclear disaster already.)
アルフ「半端な遊びじゃないんだ」
(It's no picnic.)
ウィリー「核戦争?君の星は核戦争で爆発?」
(Nuclear? You mean, that's how your planet exploded?)
アルフ「いや。みんなの家でいっぺんにヘアドライヤー使ったの」
(No, we all plugged our hair dryers in at the same time.)
plug in = 〜のプラグを差し込む
ウィリー「アルフ、やめたほうがいい」
(Listen, ALF,)
ウィリー「大統領と交信する方法が分かったとしても、周波数がスクランブルになってるんだぞ」
(even if you could figure out how to call the president, you'd never get through because that signal's scrambled.)
ウィリー「スクランブルの周波数に割り込むのは法律違反」
(So it's illegal to break a scrambled signal...)
ウィリー「やっちゃいけないんだよ」
(and it's immoral.)
immoral = 同義に反する、不道徳な
話し終わったウィリーがガレージから出たあと、アルフが本当にAir Force One(アメリカ合衆国大統領専用機)に電話をかけてしまいます。電話口の部下が、アルフがバクダ・ンで脅迫していると勘違いして、アルフを逮捕しようと動きます。
電話を終えてキッチンに戻ったアルフ。
アルフ「よお、ウィリー」
(Yo, Willie!)
ウィリー「なんだい、アルフ」
(Yeah! What?)
アルフ「ちょっと教えてよ」
(Quick question.)
=簡単な質問
アルフ「あのさあ、FBIってどういう意味なの?」
(What does FBI stand for?)
stand for = (略語が)〜〜を表す
肯定文で使うとすると
FBI stands for Federal Bureau of Investigation.
というふうに言います。
ウィリー「連邦捜査局だが。どうして?」
(Federal Bureau of Investigation. Why?)
アルフ「聞いてみただけ」
(Just curious.)
↑この時点でアルフが何かやらかしたと気付くべきでした。家にFBIが来て、ウィリーをあっという間に組みふせて連行してしまいました。
ブライアン「パパが逮捕されちゃった」
(Daddy's been arrested.)
アルフが大統領に電話をかけたせいで、人違いでウィリーが逮捕されました。さあアルフ、どうする?
ふたたびエアフォースワンに電話をかけたアルフ。今度こそ大統領と話そうと試みます。
電話に出た部下が、内線で大統領と話しているセリフです。
補佐官「あ、失礼します・・・お忙しいところすみませんが、緊急事態が起きまして」
(Hello, sir? I'm sorry to bother you there but we have this little situation.)
「発信地を突き止める間、相手とお話願いませんか?」
(I wonder if you could talk to someone while we trace his call?)
「そうです。ええ電話で。恐れ入ります。2番です」
(Yes, sir, on the phone. Thank you, sir. Line 2.)
「2番目の。なんですか?いえ左から」
(Line 2, sir. One more. Count from the left.)
大統領が2のボタンを押すのに、かなり手こずっているみたいです。大統領を風刺しているのは本気なのか、事実と真逆のただの冗談なのか・・・。
大統領「もしもし」
(Hello?)
アルフ「あんた忙しい人だから、手短に話すよ」
(Listen, I know you're busy guy so I'll make this brief.)
アルフ「ウィリーが逮捕されたのは、実は俺のせいなんだよ」
(Willie Tanner's in jail. And I think it's my fault.)
大統領「どういうことだね」
(Oh, really?)
アルフ「彼は無実なの。通信したのは俺なんだ」
(Yeah, he's innocent. He didn't call you, I did.)
大統領「ほんとかね。なぜそんなことをしたのかな」
(Oh, goodness, it sounds pretty complicated.)
アルフ「地球は一つしか無いんだよ」
(We've only got one planet.)
have got = 持つ、持っている
アルフ「なんとかソビエトと話し合って、この世から無くしてもらえませんかね」
(So why don't you and the Russki ease up a little, will you?)
russki = ロシア人
大統領「そのことについては、私も精一杯努力はしているよ」
(I'm sure we'll do everything we can.)
国の首脳の常套句、出ました。
アルフ「努力してるなら、すぐ解決するんじゃないの?」
(I hope I haven't oversimplified the problem.)
= 問題を単純化しすぎていないといいのだけど
アルフが討論番組に電話をかけたときにコメントされていましたね。
oversimplify = 単純化しすぎる
アルフ「せーので やめちゃうんだよ」(Get rid of them. They're dangerous.)
TV「ええと、そうですね アルフさん、この問題は実に複雑な面を持っていましてね」(Well, I think what you've done Mr. ALF, is oversimplified the problem, somewhat.)
その後、どうなったのでしょうね。アルフの熱意に押されて米大統領が前向きに動いたのでしょうか・・・?
実は、実際に1987年12月、米ソ間の中距離核戦力全廃条約が結ばれました。ゴルバチョフとレーガンの動きを前回の記事に簡単に載せましたので、読んでみてください。
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アルフが偉業を残しました(笑)。
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