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題名 エイリアンがやって来た
(A. L. F.)
1980年代に日本の地上波でテレビ放送していた、アメリカのファミリードラマ「アルフ」をご存知ですか?オレンジ色の毛長の小さいエイリアンのお話です。テレビ放送では、なんと所ジョージが主役の吹き替えをしていたんです。
アルフ=所ジョージ というくらい、ハマり役というか、日本版アルフの大人気は所ジョージに依ると断言できるほどです。
ストーリー
簡単にまとめると、毛もじゃで鼻の大きいエイリアンが平穏なタナー家のガレージに不時着し、そのまま居候して毎日タナー家に大迷惑をかけ続けるというお話です。
物語の核はずばり「アルフ」、「超迷惑系」これに尽きます!
「アルフ」が他のファミリードラマと一線を画して異風な点といえば、登場人物が毎回アルフにブチ切れていることですね。そして俳優たちのブチ切れの演技が演技に見えません^_^
家族で観れるドラマといえば、登場人物が冗談を言ってみんなが笑ったりシラけたり、大袈裟な盛り上がりがあったりですよね。
ところが「アルフ」は、主役のアルフがひたすら暴走して騒いで、タナー家がどうにか事態を収拾してあげる、という感じです。
登場人物
アルフ・・・メルマック星から避難してきた毛もじゃのエイリアン
♠︎ウィリー・・・タナー家のお父さん 地味な風体だが博学で多趣味
❤︎ケイト・・・タナー家のお母さん 家の中でもおしゃれ 料理はあまり得意でない
♦︎リン・・・しっかり者の高校生 ボーイフレンドの変わる頻度が早い
♣︎ブライアン・・・小学1年生くらいの男の子 おっとり・優しい子
セリフ
キャラ名、「日本語吹替え」、(英語セリフ)の順で書いております。吹替えの内容が英語オリジナルと異なる場合もあるので、英語セリフの意味も書いております。
それでは第一話のセリフからエピソードを振り返ります。
ウィリー「ユーゴスラビアのハム仲間さ」
(Nebojša is my friend in Yugoslavia.)
=「ネボイシャはユーゴスラビアの友達さ」
まだアルフが降ってくる前の平和なひと時です。ブライアンとウィリーがガレージ(立派な作業小屋)に向かって歩いているところで、ブライアンがパパに質問します「ナボイシャって?」。
日本語吹替えの翻訳がナイスだな〜と。
「ユーゴスラビアのハム仲間さ」この一言で、
・ウィリーがアマチュア無線家
・ガレージに無線機がある
と予測できますよね。
注:日本語吹き替えでは「ナボイシャ」と言っています。Nebojšaは、旧ユーゴスラビア圏で聞かれる男子名です。
リン「ボーイフレンドのこと知らせるの」
(I wanna tell her about my new boyfriend.)
ウィリー「また変えたのか?今度はなんて子?」
(New boyfriend? What's his name?)
リン「ラッシー!」
(Lash !)
ラッシュ?
英語セリフだとラッシュだったんですね〜。
ウィリー「牛を追うのがうまそうだな」
(That's not his real name, is it?)
英語セリフでは「本当の名前じゃないんだろ」ですが、吹き替えは
「ラッシー!」、「牛を追うのがうまそうだな」です。
リンはふつうに軽いノリで父親に報告しています。父親は当然、どんな男が我が愛娘とデートするのか心配です。とりあえず名前が変だとケチもつけたくなりますよね。新しいボーイフレンドのこと嫌いなのね、とリンは拗ねてしまいます。リンが退出し、ケイトが入ってきました。
ケイト「ボーイフレンド気に入らないんですって?」
(She thinks you hate her boyfriend.)
ウィリー「名前が犬っぽいんだよね」
(She's such a bright girl.)
英語セリフだと名前がラッシュ(意味はむち・むち打ち)ですが、吹き替えではラッシーにしたので、犬ネタを突き通していますね。ここも分かりやすくて面白いですね。
ケイトとウィリーの会話の英語セリフは、
「あなたがボーイフレンドのことを気に入らないとリンは思っている」
ウィリーとしては、名前も変だし誰であろうが気に食わないのは当然だろうという気持ちでしょうか。
「彼女はなんて賢いんだ」
(She' such a bright girl.)
=「察しがいいな(皮肉)」
≒「もちろん気に入らないさ」
英語セリフと日本語吹き替えが結構違うんですね!でもコメディドラマの面白さを損なわず、しかも声優さんもキャラクター色をドンピシャで表現しているな〜と思いました。
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次回の記事では、主役のアルフがついに登場します!
どうやって追い出されずにタナー家に住み着くことになったのでしょうか。
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