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題名 留守番はまかせて Strangers in the night
登場人物
アルフ・・・メルマック星から避難してきた毛もじゃのエイリアン
♠︎ウィリー・・・タナー家のお父さん 地味な風体だが博学で多趣味
❤︎ケイト・・・タナー家のお母さん 家の中でもおしゃれ 料理はあまり得意でない
♦︎リン・・・しっかり者の高校生 ボーイフレンドの変わる頻度が早い
♣︎ブライアン・・・小学1年生くらいの男の子 おっとり・優しい子
ストーリー
ケイトとリンはお友達のパーティにお呼ばれ、ウィリーは緊急で会社から呼び出しを受けて、アルフと眠っているブライアンを留守番させるか一瞬迷ったのち、お隣のオクモニック夫人に来てもらうことにしました。夫人はリビングでスリラー劇場を観ながら留守を守るだけの簡単なミッションだと油断していたのですが・・・
セリフ
キャラ名、「日本語吹替え」、(英語セリフ)の順で書いております。吹替えの内容が英語オリジナルと異なる場合もあるので、英語セリフの意味も書いております。
ついに本物の泥棒の影をカーテン越しに見たラケル・オクモニック夫人が
ラケル「交換手?助けてちょうだい。あたし狙われてんの。警察を」
(Operator? This is an emergency. What's the number for 911?)
= 「交換手?緊急よ。911の番号は何?」
アメリカだと消防と警察につながる緊急番号は911。その番号をわざわざ交換手に聞いているパニックのオクモニック夫人です。
泥棒が主寝室の窓から侵入して引き出しを物色し始めます。
アルフ「最初おれは、サンタクロースかなあと思った」
(At first, I thought it was Santa Claus.)
「やつはプレゼントを置くどころか、袋に金目の物を詰め込み始めた」
(He was beginning to fill up his bag with stuff that didn't belong to him.)
「はっきり言って怖かった」
(I was scared stiff.)
「でも じっとしてちゃいけないと思った」
(But I knew I had to do something.)
ここは、アルフが思い出しながら口述しているので全部過去形です。
be scared stiff = おびえきっている
ウィリーが帰宅したところをオクモニック夫人がバットで迎え打とうとします。
ウィリー「オクモニックさん、あたしです」
(Mrs. Ochmonek. Don't swing. It's me.)
ウィリー、バットで殴られそうでした。
Mrs. = 既婚女性の敬称、名字の前につける [ 読み方 ミスィズ ]
そこにケイトとリンも帰宅します。オクモニック夫人はすっかり取り乱しています。
ケイト「リン、オクモニックさんにお茶をお出ししたらどうかしら」
(Lynn, take Mrs. Ochmonek into the kitchen and give her some tea.)
リン「ええ、そうね。どうぞこちらへ。お茶にします?それともコーヒー?」
(Okay, mom. Come on, Mrs. Ochmonek. Would you prefer herbal tea or regular?)
ハーブティかレギュラーがよろしいですか?と聞いていますね。レギュラーはおそらく、ハーブとかではない普通の紅茶を指していると思われます。
ラケル「酔えるものがいいわ」
(I'd prefer Scotch.)
スコッチのほうがいいわ。だそうです。スリラー劇場を見ながら怪奇現象(アルフの物音)に振り回されたあとだからね、飲みたい気分なのね。
その間、急いで主寝室に向かうウィリーとケイト。
ドアを開けるとちょうどアルフが白い服を投げて、それがウィリーが開けたドアのノブに引っ掛かりました。奇跡かいな。
貴重品が無くなっていることをアルフに問い詰めます。みんなアルフを疑っている・・・
警察が来たのでアルフを主寝室に残してみんなで玄関に行きます。泥棒はどうやら自ら警察に声をかけて自首したようです。泥棒が警察に「あれを聞いてくれ」と頼みます。
警察「この男が、お宅で大きな鼻の怪物を見たって言うんですよ」
(This man claims he saw some hideous creature with a huge nose.)
some = なんだか分からないけど何か
hideous = (外見が)おそろしい
creature = 不快な生き物
泥棒「青い服、着てた」
(...wearing a blue dress.)
警察の言ったことに付け足して文を完結しています。
ついにアルフの存在がバレるか??ああ万事休す
タナー家が何も答えられずにうろたえている時、オクモニック夫人がソファから立ち、みんなの前を通り過ぎて帰っていきました。そう、彼女の今晩の装いは青いワンピースに青いカーディガン。
警察「どうも、なんか勘違いのようです」
(Well, at least he can't plead insanity.)
plead = を主張する [ 読み方 プリード ]← 裁判もののドラマでは頻出単語
insanity = 心神喪失
心神喪失を主張して認められると、責任能力が無いとみなされます。
泥棒が見たのはエイリアンや幻ではなく、ただのオクモニック夫人だったので、心神喪失を言い訳にできないね、ということです。
オクモニック夫人が青いワンピースを着ていたおかげで、アルフの存在がバレずにすみました。
しかし泥棒は見たはずのエイリアンを否定されるし、オクモニック夫人もアルフのせいでノイローゼ気味になるし、2人とも可哀想でした・・・
結果的に、アルフが泥棒を撃退してくれたので、無事に留守番ができたといっていいのかな?
ウィリーは1階の主寝室の窓の戸締りを怠ったのだろうか・・・?
ちょっと待てよ。アルフがピザを頼んだあと、窓を開けて裏庭に出たよね。その窓から泥棒が入ったから
やっぱりアルフが原因でした。
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